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ラッシュアワー

Question

相談にベストな
タイミングとは?

カウンセリングは積極的に利用されない

私は、心の不調を改善するカウンセリングが日本でも、当たり前の手段として選択されるようにとカウンセラーになり、東京中央カウンセリングを開業しました。

WHOの調査によると、何らかの精神疾患への生涯有病率は25%、過去12ヶ月以内の有病率は10%といわれています。10人に1人はこうしている間にもあなたの身近で何らか心の変調をきたしています。

そんな中で、どのくらいの人が医療機関をふくめ、心の専門家へ相談へ行くのかというと、実は生涯で30%、過去1年以内では17%といわれています。

つまり、今、心に変調があっても87%の人は、誰にも頼らず一人でどうにかしようとするのです。

受診グラフ

ではどんな理由で相談をためらうのでしょうか?

調査ではこんな理由があげられています。

相談が遅れた理由

交通手段、子供の世話、スケジュールなど治療にゆくことに支障があった

22%

治療が、効果があるとは思わなかった

23%

治療に時間がかかったり、不便だと思った

25%

自分が治療を受けている事が知られたら、他人がどう思うか心配だった

28%

どこに行けば良いか、誰に見てもらえば良いかわからなかった

41%

3位 / その問題は最初、それほど困らなかった

47%

2位 / 問題はひとりでに改善するだろうと思っていた

48%

1位 / 自力で問題に対処したかった

69%

1位~3位までは、心の不調に対する知識のなさから相談が遅れたり、相談をしないことを選ぶ姿がみてとれます。

次いで、どこに相談にいけばいいのかわからない、周囲に知られるのが嫌だという理由です。

この理由から、一人でどうにかしようという孤立感や孤独感の増加や独自の対応により先行きの見えない改善への不安など、そもそもの気分障害や不安障害に加え、不安や孤独が増大していくことも想定できます。

この調査報告によると、軽症の段階で治療にとりくめば、薬物を使用しなくても、カウンセリングで改善可能であることも報告されています。

この現実をふまえ第1点目として、私は東京中央カウンセリングを、軽症段階でつまり軽い悩みの段階で相談機関を利用していいんだということを、あなたに理解してもらうことを目指して開業しました。

それほど困ってないけど、ちょっとつらいな~という気持ちになった段階で、カウンセリングを利用することが実はベストなのです。

調べる

投薬治療のリスクについて

実利的な面でいえば、治療回数も治療費用も節約できます。

さて、第2点目にあなたに理解してもらいたいことは、重症化してからの治療では、薬物治療に伴うリスクもあわせて発生してくるということです。

もうどうにもならないと医療機関を訪れたり、もしくは軽い気持ちで薬物療法をはじめると、薬物の副作用で余計な精神的リスクを背負うことがあるのです。

2009年に日本うつ病学会は「SSRI/SNRIを中心とした抗うつ薬適正使用に関する提言」を発表しました。

安易に薬を服薬すると、下記のように症状をさらに悪化させる状態になることがわかり、処方について注意喚起が行われたのです。

 1  24歳以下に使用すると自殺のリスクが高まること

偽薬との自殺関連構造オッズ比

 2  様々な症状があらわれ、さらに自殺関連行動が増加する

アクチベーション

 3  他害行為 攻撃性が高まり他者に対してなんらか行動化する

アクチベーションが誘因の症状

 4  服薬を減量・中止する際の症状

投薬中止後症状

実は、私が過去にうつ病を発症し治療していたのは2001年~2006年ごろですので、いけいけどんどんとお薬が処方されていました。私のMAX処方時は13種類です。

薬が増えれば増えるほど、症状は悪化、さまざまな症状が出現しました。
上記の提言書にあるものはすべて、体験しましたね。

お薬を飲んでいるのにどんどん悪化するので、おかしいと思い、精神科受診中心の治療からカウンセリングに切り替えて、やっと私はうつ病から立ち直ることができました。

体験的にも、心の不調に「お薬」だけでは限界があると知っていましたが、最近ではこうして精神医学の分野でも注意喚起されるようになりました。

処方薬

心の不調は、内蔵疾患や骨折とは違って、お薬を飲んだり、きったはったの外科手術のように改善するものではありません。

私も投薬治療・カウンセリングと両方を体験してやっと気づいたことですが、悪いところ異常なところを正常に治すのではなくて、十分に機能しない心と頭のスキルを成長させることで心の不調は改善するのです。

いじめられてうつになったから薬を飲んで、いじめられる現実は変わるでしょうか?
薬を飲んだらいじめる相手に抵抗できるのでしょうか?
パワハラをしてくる上司にうまく交渉できるのでしょうか?
浮気を繰り返す彼との話し合いがうまくできるのでしょうか?
仕事のしすぎで体調にも心にも不調がきているものが、薬をのめばなおるのでしょうか?

いじめの相手との関係性を改善すること、パワハラ上司への対抗策を練り実行すること、浮気を繰り返す彼との関係を見つめ直す、仕事の量を少しでも減らせるよう努力するなどしなければ、何も改善しないのではないでしょうか?

結局、心の変調は、自分と環境との関係性か自身のストレス耐性を調整することで改善するのです。

前を向く

自分の取り扱い説明書を作り、自分の人生の操縦席は自分で座り続ける。


これが幸せな人生を歩む最大の改善方法です。

自分で自分の人生のハンドルを握り続けられるよう、必要なときは専門家の力をかりて、不安や孤独から解放されて欲しいとそう願ってこの東京中央カウンセリングを運営しています。

あなたの苦しい現実が幸せな現実に変わるよう、しばらくの間、お手伝いさせてください。
一緒に現実を変えていきましょう。

​最後に

最後にみにくいあひるの子のお話をおくります。

醜いアヒルの子は一人だったけれど、あなたには専門家である私のサポートがついています。

アヒルの子供として育った白鳥の子供は、自分をアヒルだと思いこんでいました。
みんなと違う劣ったアヒルだと思っていた白鳥の子はみんなと同じでない劣った自分を悲しく思っていました

しかし、もしこの醜いアヒルの子がいじめられることがなかったら、一生アヒルの子で終わっていたのではないでしょうか。

生きることに疲れ切ったアヒルの子は、殺してもらおうと白鳥の住む湖にいきます。
いつの間にか、大人になっていることに気づかずに。

アヒルの子は自分が美しい白鳥であることに気づきます。

そしてその優雅な姿で大空へと羽ばたいていくのです。

白鳥

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