様々な定義がありますが、一般的にいえば、カウンセリングとは、言語的・非言語的なコミュニケーションを通して、専門的な立場から個人が悩みを解決し、心理的な成長を遂げるように援助することと定義できます。
上記のように、大雑把にカウンセリングとサイコセラピー(心理療法)を区別して考えますが、対象者が病的であるかそうでないかの判断は容易なものではなく、この区別も絶対的なものではありません。日本ではあまり区別せずに用いています。
カウンセリングには、300から400もの理論があるといわれています。けれども大体以下の4つのアプローチに大きく分類することができます。
1 精神力動論的アプローチ
過去から現在に至る過程をとらえていくもので、フロイトの精神分析が有名です。
2 来談者中心的アプローチ
過去はさておき、今悩んでいる人の現在の姿(主観)を直接的に理解しようとする考えで、 ロジャースの名で知られています。
3 行動主義・認知行動主義的アプローチ
環境の要因と人の行動との関係を中心に考えていくものです。
4 システム論的アプローチ
悩みをもつ一人だけを問題とはせず、たとえば配偶者や家族全体など、集団全体の相互的影響についてみていこうとするものです。

